子供の失敗を奪うのは生きる力を奪う
親心として、子供には幸せになってほしいし、幸せを守りたいとおもいますよね。
その方法として、子供が失敗しないように先回りして準備したり、失敗しないように守ったりするのは、目の前の幸せは守ることができるかもしれませんが、将来の幸せを奪うことにつながってしまうことになってしまいます。
これまでに来てくださったクライアントさんの中には、これまでに不登校や社会に適合できず引きこもってしまった経験がある方がいらっしゃいます。
その方々のカウンセリングをしていく中で原因として挙がってくるのが、親の過保護です。
子供が育っていく過程の中で、子供が失敗しないように失敗しないように、大切に守り、先に道を準備してあげる。
一見、親としてよいことをしているようですが、それは子供の生きる力を奪っていることにお気づきでしょうか?
具体的に言うと
『考える力』 と 『失敗から学び修正していく力』 です。
親は子供がひとり立ちできるようになるまでしっかりと育てなきゃ!と思いますよね。
では、ひとり立ちができるまでっていつですか?
ひとり立ちイコール社会人になるまでって勘違いしていませんか?
ひとり立ちに決まった時期なんてありません。
ひとり立ちとは一人で立ち、自分で選択し自分で人生を生きていく ことです。
それなのに、社会人になるまでの時間を子供が失敗しないように先回りして道を造り、失敗しないように、転ばないように守って、さあ学生時代は終わり!さあ、あとは自分で生きていくのよ!って突き放す、、、。
その子は、その後どうやって生きていくんですか?
自分自身で選択することも学ばす、、、
転んだ時の受け身の取り方も学ばす(比喩です)、、、
失敗からの学び方も知らず、、、
失敗から立ち直る経験もできず、、、
失敗から考え修正していく力も備えず、、、
自分の力で成功する喜びも味わえず、、、
失敗は自分自身が失敗という烙印を押すまでは失敗にはなりません。
それはただの経験でしかありません。
しかし、その経験はこれから自分自身で生きていくための力を備えてくれる大切な経験です。
まさに、一人で立って自分の人生を歩ていくための経験です。
心が痛くなることがあるかもしれない、だけどそれを見守り、助けを求められたときにそっと寄り添い、その子自身で解決できるように応援し、安心してその力をつけていけるように保護するのが親の役割なのではないでしょうか。
私も子育て中、愛がゆえに子供が力をつける場面を無意識に奪ってしまうことがあります。
だけどそれも責めず、自問自答しながら自分にとって心地の良い、子供が生きる力をつけるサポートを常に一緒に探しながら過ごしています。
だから、もし思い当たることがあったとしても責める必要はありません。それも愛だったんだから。
ただ、この記事を読んで何か届くものがあったのなら、これからの未来に少しだけでも参考にしてみてくださいね。
実は、失敗は神様からのプレゼントかもしれませんよ☆
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