自己犠牲は大切な人を傷つける
私にご縁いただいたクライアントさんや生徒さんの中には無意識に『自分が楽しむこと』に対して罪悪感をもっている方が多くいらっしゃいます。
なぜそんなことになってしますのでしょう。
何を隠そう私も実はその一人。
そうなってしまうにもそれぞれ詳細な原因は違いますが、ここでは多くの人が経験していた一つの原因について紹介します。
それは幼少期に経験した、母の自己犠牲による行動によるものです。
どういうことかというと、、、
子育て中、母親が自分のやりたいことを我慢して子育てをしていたり、、
母親が自分の買いたいものを我慢して子供のものを買っていたり、、
自分の時間を犠牲にして家族や子どもにつくす、、
一見、親と子という関係だと美しい話のように感じるかもしれないし、当たり前のことだし、仕方がないと感じる人もいるかもしれません。
でも冷静に考えてみてください。
それが、人対人の関係だったらどうですか?
私はあなたのためにやりたいことを我慢してあなたと一緒にいます。
私はあなたのために買いたいものを我慢してあなたのものを買います。
私は睡眠時間を削ってでもあなたに尽くします。
さあ、言われてうれしいですか?どんな気持ちでしょうか?
あなたが、今感じた気持ちを無意識に子供も感じているということです。
その思いを感じた子供は、
自分のせいで母親はやりたいことができない
自分のせいで母親は買いたいものが買えない
自分のせいで母親は自分の時間を楽しめない
という無意識の十字架を背負うことになるのです。
その結果、自分自身が楽しむことへの罪悪感を無意識に抱え生きていく。
無意識に楽しむことを選択できない状態になってしまうんです。
それはきっと、お母さんの願いではないですよね?
わかるんです。子供に幸せになってほしいからこそ自分を犠牲にしてまでも尽くしてきたこと。それが愛だということ。
だけど自己犠牲の上に成り立つ愛は、相手を傷つけてしまうんです。
子供はお母さんが自分を犠牲にすることを望んでいません。
一緒に幸せになっていくことを望んでいるんです。
そのためには、母親が自分自身を大切にする姿を見せることが大切です。
そうすれば、子供も自分を大切にする生き方ができるようになり、自分自身で幸せになっていくことができます。
だから、子供を幸せにしてあげるのではなく、自分自身を幸せにして生きていくことで、子供にも、子供自身が自分を幸せにできる力を育んでください。
そしたら、親子で心から楽しむことができる!そう思いませんか?
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